亀岡の魅力が詰まった物産店へ!  4月29日、JR亀岡駅2階に、亀岡の特産品などを販売する物産店がオープンしました。これは、市外から訪れる人に亀岡の魅力をPRするとともに、市民の皆さんにもあらためて亀岡の素晴らしさを感じてもらうことを目的に、(一社)亀岡市観光協会が開業し、観光案内所に併設されたものです。  木目調の温かい雰囲気の店内には、亀岡産の素材を使った和菓子や漬物、しょう油など食料品のほか、藍染のかばんや陶器、美容におすすめの湯の花温泉ミスト、明智かめまるグッズといった雑貨が並びます。本市ゆかりの戦国武将・明智光秀公に関する書籍も販売しており、取り扱い商品は、20店舗分・約130点にのぼります。  オープン当日、初の来店者となった市内在住の男性は「自分用に、これぞ亀岡!という品を探していました。気に入るものが見つかって良かったです」とうれしそうにかめまるTシャツを購入されました。  オープンからゴールデンウィークをはさみ、販売の担当者は「どらやきやあられが人気です。お土産はもちろん、市内の方が進物用に購入される場合も多いです」と話していました。  亀岡観光の玄関口に待望のオープンとなった物産店。「駅ナカ」の好立地を活かして、さらなるにぎわい発信の拠点となることが期待されます。  営業日は、年末年始を除く全日。営業時間は、午前9時から午後5時30分までです。 ※6月から8月までは午後7時まで延長して営業します。 5月12日は「民生委員・児童委員の日」 これからも地域とともに 〜見守り、つなぐ民生委員・児童委員〜  亀岡市民生委員児童委員協議会は、5月12日にJR馬堀駅・亀岡駅・並河駅・千代川駅で、また14日には市内大型店舗前で、民生委員・児童委員活動のPRのため、啓発活動を行われました。  民生委員・児童委員は市民の皆さんの立場にたって地域を見守り、身近な相談相手、専門機関へのつなぎ役として活動するもので、民生委員法に基づいて厚生労働大臣の委嘱を受けたボランティアです。  今年、民生委員制度は創設100周年という大きな節目を迎えました。いつも地域住民の身近な相談相手として、幅広い関係者との連携・協働に基づく支援に取り組まれ、市民の皆さんの福祉の向上のために活動いただき、誠にありがとうございます。 第三百八十一回 亀岡ちょっと昔の道具箱 文化財めぐり 火熨斗からアイロンへ  私たちの衣装は、明治になって洋服が入ってくると、大きく様変わりしました。それによって衣装の仕上げや洗濯物のシワを伸ばす道具もより便利なものへと変わりました。  今から1000年以上前に、中国から伝えられた「火熨斗」は、水をすくうひしゃくのような形の、取っ手のついた底の平らな金属の容器に炭火を入れて、炭火の熱と容器の重さで布のシワを伸ばしました。この様子は、平安時代の絵巻物にも描かれています。それが江戸時代の中ごろになると一般化して、昭和の始めごろまでほとんど形を変えることなく使われてきました。それまでの衣装は、布を平面的につなぎ合わせた着物が多かったので、「火熨斗」だけで十分シワ伸ばしができました。  ところが、幕末から明治になって洋服がヨーロッパなどから入ってくると、襟や袖、体の丸みに合わせたさまざまなデザインの衣装が増えてきました。そのシワ伸ばしや型を整えるために便利な「炭火アイロン」がイギリスから伝えられ、「火熨斗」は徐々に使われなくなりました。  さらに、20世紀になって電気が普及し、各家庭に通じた電気を利用した電気アイロンが発明されました。日本では、大正4年に国産の電気アイロンが発売され、昭和2年には大量生産されるようになり、戦後、安価で買えるようになると、爆発的に普及しました。この電気アイロンは、温度を調整するスイッチが付けられると、衣類の素材に合わせた温度を選ぶことが簡単になり、より便利になっていきました。さらに、スチームアイロンやコードレスアイロンのようにより便利なものへと姿を変えています。 (文化資料館) 地元農家が作り方のこつをお教えします!/ 〜かめおか農業塾開塾〜  5月7日、地元農家の指導を受けながら野菜作りやお米作りを通して食と農の関わりを楽しく学ぶ「かめおか農業塾」が、運動公園近くの吉川町のほ場で今年も開塾しました。平成16年から実施されている農業塾では、毎年人気のお米やサツマイモ、伝統野菜の丹波黒豆の枝豆のほか、早生の枝豆や大根など新たな品目にもチャレンジして植え付けが行われます。吉川町営農組合の美馬義晴塾長は、「すぐ近くにコスモス園も開園するとてもきれいなほ場です。秋の収穫祭に向けて、おいしいおにぎりや野菜が食べられるようがんばりましょう」と声をかけ、植え方のこつの伝授や育て方の相談に丁寧に応えておられました。昨年から参加している井上博之くん(南つつじケ丘小学校6年生)は、「教えてもらいながら育てることができ、とても楽しいです。家でもキュウリを植えて緑のカーテンづくりなどをするようになりました」と笑顔で話していました。約80人の参加者の皆さんは、草ひきや土寄せ作業などもしながら、10月頃まで野菜やお米を育てていきます。