みんなで取り組もう! 資源を大切にするまちづくり  6月は、環境保全の大切さについてみんなで考える「環境月間」です。  環境への負担を少なくするためには、社会全体でリサイクル活動の活性化、ごみの減量化に向けたさまざまな取り組みをみんなで進めていくことが、人と環境にやさしい資源循環型のまちづくりへの第一歩です。 あなたの家にも!? 掘り起こそう「都市鉱山」 日本は、さまざまな家電製品を製造する一方、これらの製造に欠かせない金や銅、レアメタルと言われる希少な金属の多くを輸入する、鉱物資源に乏しい国です。しかし近年、私たちが生活する中で「都市鉱山」と呼ばれる資源が眠っていることが分かってきました。 私たちが普段、使っている携帯電話やパソコン、デジタルカメラ、ゲーム機などの小型家電には、金や銅、レアメタルなどの有用金属が多く含まれています。「都市鉱山」とは、廃棄されたこれらの使用済小型家電を、鉱物資源の新たな供給源として捉えたリサイクルの考え方です。日本では、年間約60万〜65万トンの使用済小型家電が廃棄され、その中には約28万トン(約844億円分)もの有用金属が含まれると推計されています(平施29年3月24日「政府広報オンライン」による)。 国では、使用済小型家電の再資源化を促進するため、平成25年4月から「使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律」(小型家電リサイクル法)を施行。亀岡市でも、平成27年10月から市役所やガレリアかめおか、エコトピア亀岡など市内11カ所の施設にて専用回収ボックスを設置し、回収・リサイクルに取り組んでいます。 「都市鉱山」からつくる! みんなのメダルプロジェクト 使用済小型家電のリサイクルが全国的に進む中、東京2020オリンピック・パラリンピックで授与される約5,000個のメダルを、国民の皆さんから回収した使用済小型家電から製作する取り組みが、オリンピック・パラリンピック史上初めての試みとして、東京2020組織委員会によって実施されています。 本市も、持続可能な社会の実現に取り組む同プロジェクトに賛同することとし、資源の有効活用を目指して、使用済小型家電の回収に努めています。皆さんの不要となった小型家電を、ぜひ市内に設置している専用回収ボックスへ入れてください。 もっと進めよう!3R   平成27年10月から開始した使用済小型家電の回収も1年以上が経過し、市民の皆さんのご協力により、使用済小型家電の回収量は、平成27年度の6カ月で2・32トン、平成28年度で5・58トンにおよび、資源化量は平成27年度が2・72トン、平成28年度が5・43トンとなり、回収した使用済小型家電の9割以上がリサイクルされました。また、埋立てごみ全体を見ると、平成27年度から28年度にかけて約7%(約104トン)の減少となっており、年々、着実にごみの減量化も進んでいます。 今後も亀岡市では、着実なリサイクル率の向上とごみの減量化を推進させ、「3R(リデュース・リユース・リサイクル)型のライフスタイル・ビジネススタイルを目指して」を目標に掲げ、人と環境にやさしいまちづくりを進めてまいります。