(趣旨)

第1条　この要綱は、骨髄移植等の医療行為により、過去に接種済みの定期予防接種の抗体を失った者が任意で再度の予防接種(以下「再接種」という。)を受ける場合に要する費用について、感染症のまん延防止及び保護者の負担軽減を図るため、亀岡市補助金等交付規則(昭和41年亀岡市規則第5号)及びこの要綱の定めるところにより、予算の範囲内において助成金を交付する。

(対象者)

第2条　助成金の交付対象となる者は、次の各号に掲げる要件全てに該当するもの(以下「対象者」という。)とする。

(対象となる再接種)

第3条　助成金の交付対象となる再接種は、次に掲げる要件全てに該当するものとする。

(助成金の額)

第4条　助成金の額は、当該再接種の費用として医療機関から請求のあった額とする。ただし、本市が締結している予防接種の実施に係る委託契約における委託料の額を上限とする。

(交付申請)

第5条　助成金の交付を受けようとする対象者は、「亀岡市骨髄移植等の医療行為により定期予防接種の抗体を失った者に係る再接種費用助成金交付申請書」(別記第1号様式)に、次の各号に掲げる書類等を添えて、市長に提出しなければならない。

(交付決定等)

第6条　市長は、前条の規定による申請を受理したときは、速やかにその内容を審査の上、助成金の交付の可否を決定し、「亀岡市骨髄移植等の医療行為により定期予防接種の抗体を失った者に係る再接種費用助成金交付(不交付)決定通知書」(別記第3号様式。以下「決定通知書」という。)により当該申請を行った対象者に通知するものとする。

(実施方法)

第7条　再接種を受けるに当たっては、対象者は主治医と事前に充分に話し合い、その指示に従うこと。また、主治医は再接種を実施する医療機関と事前に連絡及び調整に努めること。

(実績報告)

第8条　対象者は、再接種を受けた日以降の最初の3月31日までに、「亀岡市骨髄移植等の医療行為により定期予防接種の抗体を失った者に係る再接種実績報告書」(別記第4号様式)を提出しなければならない。

(確定通知)

第9条　市長は、前条の規定による報告があった場合には、速やかにその内容を審査の上、助成金の交付額の確定を行い、「亀岡市骨髄移植等の医療行為により定期予防接種の抗体を失った者に係る再接種費用助成金確定通知書」(別記第5号様式)により対象者に通知するものとする。

(請求及び交付)

第10条　対象者は、前条の通知を受けた日以降の最初の3月31日までに、「亀岡市骨髄移植等の医療行為により定期予防接種の抗体を失った者に係る再接種費用助成金請求書」(別記第6号様式。以下「請求書」という。)に、次の各号に定める必要書類を添えて、市長に提出しなければならない。

(助成金の返還)

第11条　市長は、虚偽その他の不正な手段によりこの要綱に基づく助成金の交付を受けた者に対して、本市が交付した助成金の全部又は一部の返還を命ずることができる。

(その他)

第12条　この要綱に定めるもののほか、助成の実施に必要な事項は、市長が別に定める。