ホーム やさしい健康講座


やさしい健康講座


第97回 手根管症候群について

亀岡市立病院

病院長 玉井 和夫

専門分野:手外科、関節外科、脊椎外科

 手のシビレの原因として一番多いのは上肢に生じる末梢神経障害でその多くは手根管症候群です。親指、人差し指、中指そして薬指の親指側半分の領域が夜間もしくは朝方にしびれ感が強くなり目が覚めるようなことが起こってきます。また手の皮膚がカサついたり、時には肩から上腕部にかけての痛みや違和感を強く感じることがあります。中年女性に多く、手指の腱鞘炎症状が合併することが有り、手首を長く曲げているとシビレの症状が強くなってきます。
 症状が進行すると親指の付け根の筋肉が痩せて摘み動作が障害され、ボタン掛けがやり難くなります。放置していると筋肉の痩せが進み、手術的治療の時期を逸する事になります。
 まずは保存的治療ですが、あまり経過が芳しくなく毎日の生活で不自由があれば手術的治療が望まれます。最近は内視鏡での外来手術治療が可能ですので、保存的治療で症状が良くならなければ手術的治療が積極的に薦められます。  手のシビレと言っても色々な原因が有りますので、まずはかかりつけ医の先生に相談した上で神経内科や整形外科の専門医への受診がお薦めです 。


▲ ページトップ