ホーム やさしい健康講座


やさしい健康講座


第95回 高血圧症について

亀岡市立病院

内科医長 福居顕介

専門分野:循環器内科

 日本人の高血圧患者数は、約4300万人(3人に1人)といわれていますが、そのほとんどがはっきりとした原因がわかっていません。しかし、検査をすれば原因がわかるものもあり、二次性高血圧と言われ、高血圧患者のおよそ10人に1人が該当し、その中に“原発性アルドステロン症”という疾患があります。
 この病気は、副腎(腎臓の上にある小さな臓器)でアルドステロンというホルモンが過剰に分泌されることで、高血圧症となります。また、動脈硬化の原因にもなり、心筋梗塞、脳梗塞、心肥大、不整脈を引き起こす危険性が非常に高くなると言われています。診断するには、まずは、血液検査でアルドステロンの値が高いかどうかを確認する必要があります。治療としては、薬物療法、手術療法(副腎摘出)があります。
 比較的若年(30〜40代)から高血圧を指摘されている方、3種類以上の降圧剤でも血圧が下がらない方は、この疾患に罹患している可能性があります。早期に発見し、治療を開始すれば、予防効果は高くなりますので、一度、担当医にご相談してみて下さい。


▲ ページトップ