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やさしい健康講座


第93回 肩や肘のスポーツ障害(その2)〜中高年の肩関節痛について〜
執筆者写真

亀岡市立病院

整形外科部長 坂部智哉

専門分野:関節外科、骨軟部腫瘍

 スポーツ障害は競技年齢や競技種目によって多種多様であり、競技特性に応じた専門的なアプローチが必要となってきます。特に、水泳やテニス、ゴルフ、卓球などは中高年のスポーツ愛好家にとって、肩関節痛を自覚しやすい競技です。スポーツ時の肩の痛みやひっかかり感が持続すると、徐々に肩の動きが悪くなり、夜間の安静時痛も出現してきます。その結果、今までのフォームや成績を維持することができなくなり、スポーツを楽しめなくなってしまった方は多いと思います。
 肩関節痛の主な原因は肩関節周囲炎(いわゆる五十肩)ですが、3ヶ月以上も症状が持続する場合は、肩峰下インピンジメント症候群や肩腱板断裂と呼ばれる疾患が隠れている可能性があります。  
 これらの疾患はMRIなどの検査で診断が可能であり、軽症であれば適切な治療を行うことで、早期にスポーツ復帰していただけます。しかし、いつかは治るだろうと肩関節痛を我慢しながらスポーツを続けて重症化してしまうと、手術が必要となる場合があります。スポーツを断念してしまう事態になる前に、積極的に整形外科を受診されることをお勧めします。


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