ホーム やさしい健康講座


やさしい健康講座


第90回 錠剤やカプセル剤はつぶして飲んでもいい?
執筆者写真

亀岡市立病院

診療技術部薬剤科

薬剤師 吉見 和

 錠剤やカプセル剤が飲み込めなく、苦労した経験はありませんか。以前、錠剤が大きくて飲めないため、ペンチで潰して飲んでいる患者様に出会ったことがあります。錠剤を潰したり、カプセルを外して飲んでもいいのでしょうか。
 お薬は色々と加工されていることがあります。例えば、苦味を隠す、胃では溶けずに腸で溶けて効果が出る、徐々に溶け出し効果が持続するなどの工夫が施されています。そういったお薬を潰して飲むと、苦味で飲めなかったり、期待する場所で効果が現れなかったり、薬の効果が強く出すぎたりすることがあります。そのため基本的には潰さず飲まなければなりません。
 ただ薬の中には、潰して飲んだり、水で溶かして飲んでもさほど影響を気にしなくても良い場合もあります。また一部の薬には同じ効果のある粉薬やシロップ薬が用意されていることもあります。
 最近は、錠剤やカプセル剤が喉を上手く通過できるように工夫されたゼリー状オブラートが市販されており、容易にお薬を飲めるようになっています。錠剤やカプセル剤を飲み込むのが苦手な方は一度、主治医や薬剤師に相談してみてください。


▲ ページトップ