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やさしい健康講座


第9回  健康と食事
松尾龍平写真

亀岡市立病院

内科医長 松尾 龍平

専門分野:心臓病

 偏った食生活から、肥満や糖尿病などが若い人にも見られるようになり、「成人病」は「生活習慣病」と言い換えられるようになりました。食事・栄養に対する知識を深め、毎日の食事に気を配ることが、健康の維持と増進に重要です。自分や家族の健康を守るために、食材選び、献立、調理法にまで注意を払う必要があります。
  料理は汁物をはじめとして、まず昆布・かつお節などで出汁(だし)を作ります。出汁には、食欲を高めるだけでなく、料理の味を引き立てる作用があります。またかつお節に含まれるアミノ酸には血圧を下げる良い作用があります。出汁を充分にとらないと、味を調えるために塩やしょうゆ、みその量が多くなり血圧に良くありません。同じ料理でも調理の仕方いかんで体への働きが異なってしまうということです。薬味を使うことも、塩分摂取を減らすために有用です。さらにショウガには、リウマチなど関節痛の症状を抑える働きがあるとか、唐辛子には血行を促進する作用があるなど薬味にも働きがあります。
  普段何気なく口にしている食品も調べれば、さまざまな働きがあることが分かり、食事に対する感謝の気持ちがわいてきます。当り前のことと言われてしまいそうですが大変重要なことです。


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