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第79回 肝臓は沈黙の臓器
執筆者写真

亀岡市立病院

消化器科医長  新美 敏久

専門分野: 肝臓病学、消化器病学、腹部IVR

 肝臓は沈黙の臓器と言われています。それは肝疾患の多くが自覚症状がなく進行した状態で発見されてしまうからです。慢性肝炎の原因として多いのはB型やC型などの肝炎ウイルスやアルコールですがその他に脂肪肝、薬剤、免疫異常による肝炎などがあります。肝臓がんについても同じで腫瘍がかなり大きくなるまでは自覚症状がありません。
 それではどうすれば慢性肝炎や肝臓がんを発見することができるのでしょうか?
 それは黙っている肝臓の声を聴き出してあげればよいのです。その方法の一つは血液検査です。針を刺すのは痛いですが肝炎が起きている場合は値が上昇して知らせてくれます。
 もう一つは超音波検査です。痛みはなく体の外から肝臓が慢性肝炎や肝硬変のような形になっていないか、腫瘍ができていないかを調べることができます。
 最近は赤ちゃんができると超音波を使ってちゃんと成長しているかどうかを調べたりしますがうつっている写真を見るとなんだか声が聞こえるようなうれしい気持ちになりませんか?それと同じように機会があれば肝臓の声を超音波で聞いてみてはいかがでしょうか?

 


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