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やさしい健康講座


第77回 清涼飲料水の飲み過ぎにご用心
執筆者写真

亀岡市立病院

診療技術部栄養科

管理栄養士 森 美香

 今年も暑い季節がやってきました。たくさん汗をかいたら、欲しくなるのは渇いた喉を潤す“液体”ではないでしょうか?
 さてこの“液体”何を選びますか?
 気をつけていただきたいのは、清涼飲料水の大量摂取。お茶や水などカロリーの無い物は含みませんが、その他の清涼飲料水には糖分が多量に含まれているものがあります。これらを大量に飲むと、多量の糖分が速やかに吸収され、血液中の糖分(血糖)が大幅に上昇してしまうことがあります。
 すると、これをきっかけに、糖尿病になったり、糖尿病が悪化したりすることがあります。
 血糖値が高くなる(高血糖になる)と、喉が渇くので清涼飲料水を飲む。すると血糖値が更に上昇して、喉が渇いて、また清涼飲料水を飲む。という循環に陥り、極端に血糖値が高くなることがあります。極端に血糖値が高いと昏睡状態に陥ることもあり、危険です。
 1990年代に、清涼飲料水を水代わりに、1日に2〜3リットル飲んでいた高校生が、意識障害で病院に運ばれたケースがあり、清涼飲料水の危険性が認識されるようになってきました。
 『喉が渇いた、たっぷり水分を摂っているのに、まだ喉が渇く。』そういうときは、もしかしたら高血糖になっているかも知れません。水分補給は糖分の入っていない飲物を選ぶようにし、喉の渇きが治まらないときは医療機関の受診をお勧めします。

 


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