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やさしい健康講座


第76回 肩関節のリハビリと肩関節鏡手術
執筆者写真

亀岡市立病院

整形外科部長 坂部 智哉

専門分野: 関節鏡外科、スポーツ整形、骨軟部腫瘍

 最近、肩の動きが悪くなってきたとか、肩でゴリゴリ音がするとか、夜間の肩痛で目が覚めてしまうことなどはありませんか?何ヶ月もこの症状を我慢して放置してしまうと、肩の動きがどんどん悪くなり、関節拘縮と呼ばれる状態になってしまいます。関節拘縮の治療は極めて困難となるので、早期に正しい診断と治療を行うことが大切です。原因としては肩関節周囲炎(五十肩)や肩腱板断裂などがあり、整形外科では関節内注射で痛みを軽減させつつ、リハビリテーション科で適切な肩のリハビリを積極的に行ない、関節拘縮の予防・改善に努めています。しかし、肩の動きや安定性に重要な肩腱板が断裂すれば、自然に治ることはないため、手術が必要となります。当院では肩腱板断裂に対して、低侵襲な関節鏡による腱板修復手術を行っています。肩関節鏡手術とリハビリは切っても切れない関係にあり、できるだけ痛みがなく、元の肩の動きに戻るためには、術後早期から患者さんに応じた適切なリハビリが重要です。これからも整形外科とリハビリテーション科がタッグを組んで日々工夫しながら、患者さんに満足してもらえる医療を提供していけたらと考えています。

 


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