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やさしい健康講座


第69回 ムカデにかまれたら
執筆者写真

亀岡市立病院

副院長  天池 寿

専門分野: 消化器一般外科、上部消化管外科、
肝胆膵外科、消化管内視鏡外科

 亀岡で6月あたりより急激に増えてくるのが「ムカデに咬まれた(刺された)から診て欲しい」という事例。患者さんの中には「まず口で毒を吸い出した」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、噛み傷が極めて小さいので 蛇の時のような効果は期待できません。血流を減らして毒の拡散を抑制するのと症状の緩和(痛みの軽減)のためには 先ず冷やす事が肝要です。その上で「(なるべく強力な)ステロイドを含んだ」軟膏やクリーム(リンデロン軟膏・ネリゾナユニバーサルクリーム・オイラックスH軟膏など)あるいは虫刺され用の塗布剤(ムヒなど)を広めに塗られることをお勧めします。更に解熱鎮痛剤の内服は症状の早期軽快に有効です。何もせず病院に駆け込まれる人も有りますが、特効薬は有りません。大抵は自宅内で受傷するので まず最低でも冷やした上で お問い合わせ頂くのが良いでしょう。ただし蜂の場合と同様、急激に進行するアレルギーには要注意です。息苦しさ・めまい・動悸・息切れなどを感じたら直ちに救急要請してください。二度目以降の受傷やアレルギー体質の人は要注意です。

 


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