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第64回 腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)
執筆者写真

亀岡市立病院

整形外科主任部長  細川 元男

腰部脊柱管狭窄症は加齢により神経の通路である脊柱管が狭くなり、神経の圧迫により下肢(あし)のしびれや痛みをきたす病態です。腰部脊柱管狭窄による症状を感じる人の頻度は、70歳以上では30〜40%に達すると報告されています。
症状は歩行あるいは立位によりお尻〜下肢のしびれ、脱力を感じ、腰をおろすことにより改善する、間欠性(かんけつせい)跛行(はこう)です。この下肢のしびれは多くの場合、ピリピリ、チクチク、灼熱感、圧迫感、温かい感じ、冷たい感じなど様々です。具体的には、以前は長距離を歩いても、あしのしびれ、脱力などは感じなかったが、最近は数百m歩くと、あしがしびれ、圧迫感があり一度休憩しないと歩けないという症状です。また、この歩ける距離が徐々に短くなってきていたり、シルバーカーを用いて歩行する場合はあしのしびれや痛みがなく歩けたり、歩行時はあしのしびれがあるが自転車にはいくら乗っても大丈夫、のような症状の場合もあります。神経根が障害される場合は下肢の痛みが姿勢に関係なく持続し、腰を伸ばすと痛みが増強します。
以上のような症状を自覚する場合は整形外科を受診し、レントゲン検査、MRI検査を受けることを勧めます。

 


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