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やさしい健康講座


第60回 胆石を予防しよう
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亀岡市立病院

消化器科医長  安田 洋二

専門分野: 消化器病学、内視鏡治療

 近年、わが国の胆石症患者の増加は著しく、その中でもコレステロール系結石が全体の70〜80%を占めるといわれています。胆石の一般的な症状(発作)は上腹部痛、発熱などですが、最近は症状の無い胆石保有者が人間ドック等で多数発見されています。
 コレステロール胆石の原因としては、動物性脂肪や動物性たんぱくなどの過剰摂取が考えられ、肥満、糖尿病との関連も指摘されており、生活習慣の改善により予防が期待できます。摂取カロリーを適度に抑えて、清涼飲料水や菓子類の大量摂取を避けて食物繊維に富んだ食事を取ることが必要です。
 具体的には穀類、玄米、パン類、大豆、おから、野菜類、果物類、海草類を十分取ることです。また食事間隔が極端に長くならないように規則正しい食生活が必要です。
 肥満は最も重要なコレステロール胆石の危険因子ですが、急激なダイエットもまた胆石生成を促進させるため、ゆるやかな減量を心がけましょう。
 すでに胆石を保有している人で、これまで何度も発作を起こしている場合は、外科的手術を含めた治療が望ましく、また症状の無い場合は、発作予防のために脂肪などの大量摂取を避け、やはり規則正しい食生活を心がけることが大切です。 

 


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