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やさしい健康講座


第6回  心臓病よもやま話−狭心症について−
栗山卓弥写真

亀岡市立病院

診療部長  栗山 卓弥

専門分野: 循環器内科、心臓カテーテル治療

 代表的な心臓病の一つに狭心症があげられます。要因となる高血圧症、高脂血症、糖尿病、肥満などの生活習慣病を予防することが大切です。これまでの報告では身体活動度や運動能力の高い人の方が、狭心症の発生率が低いといわれています。運動習慣を生活に取り入れることが大切です。速足歩きやサイクリング、水中歩行、軽い水泳などの運動を1回30分程度、週3日ぐらいの割合で行うとよいでしょう。
  狭心症は、心臓の筋肉に酸素と栄養を送っている冠動脈という血管の異常から起こります。冠動脈の内側が動脈硬化などで狭くなり、心臓に十分な酸素と栄養の補給ができなくなることが主な原因です。胸や左肩、背中の痛みや圧迫感、動悸、息苦しさなどの自覚症状を感じたら一度専門医師に診てもらいましょう。     
  最近の治療法は、血管内に細い管(カテーテル)を入れて、狭くなった部位を風船(バルーン)で膨らませる風船療法(PTCA)があります。さらに風船療法の後に、その部位に金属製の網状チューブ(ステント)を留置する方法も広く行われています。また、治療成績の改善のため、ステントに薬剤を付着させる新しい試みも行われ、その成果が期待されています。


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