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やさしい健康講座


第55回 薬剤性肝障害について
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亀岡市立病院

内科医員 宮川 昌巳

専門分野: 消化器病学、肝臓病学

 薬剤性肝障害とはお薬が原因となって起きる肝機能異常のことです。ほとんど自覚症状がないため、病院で血液検査をしてはじめてわかります。お薬を中止することで速やかによくなる軽症のものから、入院が必要になったり、命に関わる状態になったりと重篤(じゅうとく)なものまで、程度はさまざまです。
 すべてのお薬が原因となる可能性があり、病院で処方されるお薬、薬局で買えるお薬、漢方薬や健康食品のようにお薬としてはあまり意識しないものも含まれます。
 中でも、普段、比較的使う機会の多い解熱剤や痛み止め、抗生剤などは薬剤性肝障害を起こす頻度が高いといわれています。
 原因となったお薬を特定できないこともありますが、一度、薬剤性肝障害を起こしたお薬を再び使うことは非常に危険ですのでやめてください。誤って処方されないためにも、自分自身のお薬アレルギーの有無を知ることや、病院を受診する際にお薬アレルギーがあることを医師や看護師、薬剤師などに伝えることが大切です。
 当院でお薬アレルギーが判明した人には、その記録を記したカードを渡していますので、活用してください。 

 


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