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やさしい健康講座


第45回 膝関節の痛みの原因は?
執筆者写真

亀岡市立病院

整形外科医長 坂部 智哉
専門分野:関節外科、骨軟部腫瘍

 

 60歳以降で最も多い膝関節の痛みの原因は、加齢とともに膝関節の軟骨がすり減ってしまう病気である変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう)です。しかし、40歳から50歳代の人の中でも、膝関節の痛みでお困りの人は多いと思います。この原因としては、膝関節の半月板(はんげつばん)損傷の可能性があります。この半月板というのは、膝関節の軟骨と軟骨の間に存在し、膝関節にかかる体重を分散するクッションのような働きをしています。この半月板も加齢とともに変性したり断裂したりしてきますので、ごく軽微な力でもこの断裂が大きくなれば、膝関節のひっかかり感や、膝をひねったときに痛みを自覚するようになります。断裂した半月板は治癒することはほとんどありませんので、何ヵ月も痛みが持続することになります。亀岡市立病院では、半月板損傷の診断をMRIで積極的に行っており、痛みの軽減のために関節鏡を用いた手術も積極的に行っています。手術時間は約30分で、手術翌日から歩くこともでき、入院期間も数日間で十分です。もし、何ヵ月も持続する膝関節の痛みでお困りであれば、お気軽に整形外科にご相談ください。


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