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やさしい健康講座


第43回 転倒(予防)について
執筆者写真

亀岡市立病院

診療技術部 リハビリテーション科
主任理学療法士 織田 史雄

 

 近年、高齢者を中心に転倒は増加してきています。転倒によって骨折や怪我などをして長期臥床を強いられることも多く、認知症や寝たきりなど二次的な問題が生じてくることも少なくありません。今回は転倒への危険を少しでも減らすことについて考えてみたいと思います。
 転倒を防ぐ方法として重要なことは環境とからだづくりです。まず環境面では、歩行時に足がひっかかるものや、つまずきやすいものを取り除いたり、ちょっとした段差をなくしたり、滑りやすい場所を滑らなくする工夫が必要です。次にからだづくりですが、膝痛や腰痛、骨粗鬆症、首の痛み、手足の痺れ・麻痺など、転倒とは関係なさそうな症状が転倒につながります。姿勢の変化によりバランスの不安定さが増し、一歩を踏み出すことや手を出す反応時間がとても遅くなり危険性が高まります。まず、自分の「からだ」を知ることからはじめてください。ご自分の体を知ったうえで、無理なくできる運動を行ってみてください。参考ですが、京都府南丹保健所が「なんたん元気づくり体操」(自分でできる転倒予防体操)を広められていますので、一度試されてはいかがでしょうか。楽しく体を動かして、しかも転倒を予防でき、いつまでも健やかで実りある日々を過ごしたいですね。


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