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やさしい健康講座


第40回 肝臓がんの早期発見
執筆者写真

亀岡市立病院

内科医員 宮川昌巳

専門分野:

消化器病学、肝臓病学

   

 

 肝臓にできるがんのうち、最も多いものが肝細胞がんです。病気のない肝臓にできる場合もありますが、その多くは慢性肝疾患(B型肝炎、C型肝炎、アルコール性肝障害など)や肝硬変などの病気を持つ肝臓に発生します。
 肝細胞がんを、サイズが小さい時期や個数が少ない段階で見付けることができれば、より効果的な治療を受ける機会を増やすことにつながるため、早期発見が大切です。
 血液検査では、腫瘍マーカーを測定することでがんを疑うことができます。肝細胞がんの腫瘍マーカーは現在、AFP、PIVKA-U、AFPレクチン分画の3種類を測ることができます。
 画像検査では、主にCT,MRI、エコーが行われます。撮影時に造影剤を用いることでがんをより発見しやすくすることができます。最近ではMRI、エコーでがんを選択的に描出する新しい造影剤が使われるようになりました。
 肝細胞がんは、早い段階では自覚症状がほとんどないため、進行してから発見されることも少なくありません。特に肝疾患をお持ちの人は症状がなくても、定期的にこれらの検査を受けることをお勧めします。


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