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やさしい健康講座


第38回 乳がんの話
執筆者写真

亀岡市立病院

外科部長 田中宏樹

専門分野:

乳腺外科、消化器外科

   

 


 日本では、1年間に約4万人が乳がんにかかります。これは全女性の20人に1人は乳がんにかかる計算になります。年々増えており、死亡者も増えています。しかし、欧米では乳がん死亡率は2000年以降わずかずつ減ってきています。それに寄与しているのがマンモグラフィー検診と考えられており、欧米での受診率は60〜80%以上です。亀岡市の受診率は昨年約6%でした。マンモグラフィー検診のがん発見率は視触診のみの検診の約3倍です。しかし残念ながら完璧な検査というものは存在せず、マンモグラフィーも例外ではありません。統計では2700分の1の確率でマンモグラフィー検診でも見落としが発生しているそうです。
 亀岡市立病院では、読影医師、撮影技師、病院評価のすべてで「マンモグラフィー精度管理中央委員会」の評価A判定を取得して、可及的に見落としを減らすべく日々研さんを積んでいます。乳がんの予後はほかのがんに比べて良好であり、直径2cm以下でリンパ節転移のない病期Tの場合、5年生存率は90%を越えています。また早く見つかるほど術後の乳房の形もきれいにすることができます。今年も6月から乳がん検診の受付が始まっていますので対象者は、是非受診してください。

 





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