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やさしい健康講座


第34回 骨粗しょう症
執筆者写真

亀岡市立病院

整形外科部長  細川 元男

専門分野:小児整形、骨関節外傷


 骨粗しょう症は、骨の量が減少することで骨がもろくなり、骨折をしやすくなる病気です。この病気による骨折には上腕骨骨折、手関節部の骨折、脊椎(せきつい)骨折、大腿骨頚部(けいぶ)骨折などがあり脆弱(ぜいじゃく)性骨折と呼ばれ、高齢者の日常生活活動(ADL)、生活の質(QOL)を低下させる大きな原因となっています。また、脆弱性骨折は高齢者が寝たきりとなる原因の第二位となっています。
 骨密度を測定し70%以下の場合や骨密度が70〜80%であっても、痩せすぎ、喫煙、多量の飲酒、運動不足、ステロイド剤の服用、遺伝(近親者に骨粗しょう症)、過去に脆弱性骨折があるなどの場合は治療が必要です。内服治療により骨折する割合が約20%少なくなると考えられています。また食事療法、運動療法も非常に重要です。
 年を取ってからも活動性のある生活をするために、4cm以上の身長の短縮、背中が曲がってきた、背中や腰が痛む、ささいな事で骨折したなどの症状のある場合は骨粗しょう症の検査を受けるようにしてください。



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