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やさしい健康講座


第33回 がんを予防するということ
栗山卓弥写真

亀岡市立病院

病院長  上田 和茂

専門分野:肝臓病学、消化器病学、腹部IVR


 わが国のがん死亡数は2000年には30万人を超え、日本人の全死亡者の3人に1人ががんで死亡する時代になりました。がんは遺伝子の病気といわれますが、同時に生活習慣の病気でもあるとされます。喫煙、運動不足、食塩の摂りすぎなど好ましくない生活習慣が、なんらかの仕組みで遺伝子に傷をつけ細胞のがん化につながると考えられています。たとえば日本人の胃がんは近年減少傾向にあり、これには冷蔵庫の普及による塩蔵品摂取の減少、新鮮な野菜、果物の摂取の増加、ピロリ菌の感染率の低下などが関連していると考えられ、生活習慣を改善することである程度のがんの予防は可能と考えられます。現状で推奨できるであろうがんの予防法としては、@禁煙(受動喫煙も避ける)。A飲酒は1 日1 合(ビール大瓶1本)くらいまで。B野菜は毎食、果物は毎日。C食塩1 日10g まで。D定期的運動(毎日1 時間の歩行など)。E成人期の体重を維持(太りすぎず、やせすぎず)。 F熱い飲食物はさましてから。G肝炎ウイルスの検査を受ける。などが挙げられます。



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