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やさしい健康講座


第32回 膵がんについて

亀岡市立病院

消化器科医員  泰井 敦子

専門分野:消化器病学

 膵臓(すいぞう)は、後腹膜臓器という、体の奥深い背中に近い場所にある小さな臓器です。その場所とサイズの小ささからか、普段はあまり関心を持ちにくいようです。何らかの異常が発見されたときには、かなり深刻な病気の状態となっていることが多く、注意が必要です。
 中でも、膵臓のがん、すなわち膵がんは年々増加傾向にあり、年間約2万人が膵がんで死亡し、日本人のがんによる死亡原因の第5位となっています。日本の膵臓の専門家の医師たちが、膵がんの早期発見のため日夜懸命に努力していますが、それでも不幸にも、進行がんの段階で膵がんが見つかることが珍しくありません。
 定期的な血液検査や腹部超音波検査などの画像検査を受けること、そして、お腹や背中の痛みなどの症状があれば早めに病院を受診することが大切です。もちろん、血液検査だけでは分からないこともありますし、腹部超音波検査でもはっきりとした画像としてとらえられないこともあります。より詳しい検査の必要があるかどうかも含めて、慎重な経過観察も必要ですので、医師とよく相談してください。



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