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やさしい健康講座


第31回 大腸ポリープについて
栗山卓弥写真

亀岡市立病院

消化器科医員  安田 洋二

専門分野:消化器病学、内視鏡治療

 日本では、大腸がんの罹患(りかん)率、死亡率は上昇を続けており、早期発見、早期治療を目的に現在大腸がん検診が全国的に普及しています。これにより大腸がんばかりではなくポリープも数多く発見されるようになりました。
 ポリープとは大腸内部にできるいぼのことで、さまざまな形態をとります。がんもポリープの一種といえますが一般的にポリープというと良性のものを指し、「ポリープがみつかったらすぐに取らなければならない」という考えは誤りです。最も多いのは腺腫と呼ばれるポリープであり、全体の80%以上を占めています。腺腫の一部のものががんになるといわれていますが、一般的に大きさが5mmを超えればがん化する可能性があるといわれています。現在は、大きさが5mmを超える腺腫は切除すべきであるという考え方が一般的です(例外もありますが)。
 治療としては、内視鏡的にポリープを切除するポリペクトミー、内視鏡的粘膜切除術などがあり、それによりその後のがんの発生率が下がることが報告されています。当院でも原則的に2泊3日の入院で同治療を行っています。


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