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やさしい健康講座


第3回 発熱なんて怖くない
寺町紳二写真

亀岡市立病院

小児科医長 寺町 紳二

専門分野:小児循環器

 皆さんは、必要以上に熱を怖がっていませんか。「子どものころに熱が下がらなくて体に後遺症が残った」と聞いたことがあるかもしれませんが、これは、ポリオや脳炎などが原因だと思われます。熱が下がらなかったから後遺症が残るのではなく、後遺症が残るような病気なのでなかなか熱が下がらなかったのです。
  熱は病気の本体ではなく、病気のもととなっている細菌やウイルスを退治するために体が使っている武器です。熱は皆さんの味方なので、熱によって病気は早く治ります。ただし、コントロールを失った熱は危険ですので、きちんと体温を調節するためには水分が必要です。脱水になると体温調節ができなくなり、必要以上に体温が上がって、体のあちこちが調子悪くなります。
  熱が出たら熱を下げようとするのではなく、普段よりたくさんの水分を取るように心掛けてください。水分が取れているうちは熱だけで慌てる必要はありません。熱だけでなく、痙攣(けいれん)やなんとなくぼーっとしているとか、ぐったりしているなど、ほかの症状があるときは注意が必要です。


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