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第28回 動脈硬化の検査について
栗山卓弥写真

亀岡市立病院

循環器科部長  松尾 龍平

専門分野:循環器

 動脈という血管の膜に内側からコレステロールがたまって行くことを動脈硬化と呼びます。動脈硬化が進むと血管が狭くなり、狭心症や脳梗塞の原因になることはよく知られています。
 コレステロールには悪玉と呼ばれ、動脈硬化の原因と考えられるLDLコレステロールと、善玉と呼ばれて逆に動脈硬化を抑えるHDLコレステロールがあります。このLDLをHDLで割り算した値が、動脈硬化の進行と関係しているのではないかという海外からの報告があります。LDL/HDLが2より大きい人は動脈硬化に注意が必要です。首の動脈は超音波検査(エコー)で詳しく見ることができますので動脈硬化の程度を簡単に調べることができます。また腕の血圧と足首の血圧を比べることで足の動脈が狭くなっていたり、詰まったりしていないかを推定することができます。心臓の血管すなわち冠動脈については、これまでは入院して心臓カテーテル検査を行い冠動脈造影を受けなければ本当のことは分かりませんでしたが、最新型のCT検査装置で分かるようになりました。この検査は、通院で受けることができますので、LDL/HDLが高い人は相談してください。


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