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やさしい健康講座


第27回 胸焼けと逆流性食道炎
栗山卓弥写真

亀岡市立病院

消化器科医長  豊田 和之

専門分野:消化器病、消化器内視鏡診断・治療


 胸焼けは、みぞおちから胸やのどにかけて熱く焼けるような不快な症状で、胃酸が食道に逆流することで起こります。飲みすぎや食べすぎによる一時的なものなら心配ありませんが、しばらく続く場合は食道がただれ、逆流性食道炎という状態になっているかもしれません。放置すれば出血したり、食道がんになる危険性が高まることがあり、注意が必要です。
 胸焼けや逆流性食道炎になりやすい人には、高齢者、背中が曲がっている人、肥満、脂肪分やアルコールを多く摂取する、などの傾向があります。
 逆流性食道炎は上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)で診断できます。胃酸を抑える薬で症状は緩和されますが、アルコール、香辛料、脂っこいものや甘いものを控える、食後は横にならない、減量する、といった生活習慣の改善が必要です。
 胸焼けは逆流性食道炎の症状の一つではありますが、胃がんや食道がんでも起こる症状ですので、市販薬だけに頼らず、医療機関で胃カメラを受けることが重要です。当院では、苦痛の少ない経鼻内視鏡(鼻からの胃カメラ)も行っています。


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