ホーム やさしい健康講座


やさしい健康講座


第24回 胆石の治療について
橋本朋子写真

亀岡市立病院

副院長 天池  寿

専門分野:消化器一般外科、上部消化管外科、
     肝胆膵外科、消化管内視鏡外科

 食生活の変化により我が国の胆石の保有者は、今では1000万人を越えると言われており、決して珍しい疾患ではありません。最近は超音波検査やCTで発見される事も多くなりました。胆石の多くはコレステロールを主成分とするものですが、心臓病や胃切除術の影響で生成しやすくなる結石も増えています。
  典型的な症状は、急性胆嚢(たんのう)炎症状で、上腹部痛・発熱・吐き気などですが、背部痛や腰痛を訴えられる患者さんもあります。軽くても食後に繰り返してこのような症状が見られれば治療対象となります。 治療は、基本的に胆石の発生が胆嚢の中で起こり胆嚢炎を合併することから、手術で胆嚢ごと摘出します。溶解剤の内服も一部の結石では効果を示す場合がありますが、極めて特殊な場合です。
  胆石症に対する手術は、現在では日本中のほとんどの病院にて腹腔鏡手術が行われています。この手術方法は日本においても既に15年以上の歴史があり、標準手術として定着しています。ちなみに全く無症状の胆石は、積極的な手術適応ではありません。引き続き医師の診察のもと経過を見てください


▲ ページトップ