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やさしい健康講座


第23回 頭痛の話(2) 緊張型頭痛
橋本朋子写真

亀岡市立病院

診療部長兼麻酔科部長 橋本 朋子

専門分野:手術麻酔、ペインクリニック、緩和医療

 緊張型頭痛は、圧迫または締め付けられるような痛みで、両側性におこることが多く、日常的な動作では増悪しないのが特徴です。吐き気や嘔吐(おうと)は伴いません(食欲不振はありえます)が、音や光に過敏となることはあります。緊張型頭痛で、頚(くび)の後ろや、肩のこりが強い場合は、ペインクリニックで頚や肩の筋肉にトリガーポイントブロックと呼ばれる注射をすることで筋(きん)緊張をほぐし、内服薬と組み合わせ頭痛を和らげます。筋肉のこりがない場合は、ストレスによる緊張や不安が原因のことが多く、抗不安薬が有効です。どちらもストレスが誘因になりますので、できるだけ生活パターンや仕事の取り組み方などを改善し、睡眠不足を避けることが大切です。緊張型頭痛の多くは筋肉のこりを伴うので、背筋や肩のストレッチ体操も有効です。薬物に頼らず、自ら筋緊張をとるようにし、頭痛をコントロールしましょう。

 ストレスだらけの世の中で、いかにストレスをうまく解消して生活するか、いろいろ工夫して、“頭痛のタネ”を減らしましょう。

 二回にわたり頭痛の話をしましたが、急激に今までにない頭痛がおこれば、くも膜下出血、脳出血といった血管障害や髄膜炎、脳炎の場合もありますので、すぐに専門医を受診してください。


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