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やさしい健康講座


第22回 頭痛の話(1)偏頭痛
橋本朋子写真

亀岡市立病院

診療部長兼麻酔科部長 橋本 朋子

専門分野:手術麻酔、ペインクリニック、緩和医療

 世間には“頭痛のタネ”があふれていて、“頭のイタイ”ことが多い日常ではありますが、本当の頭痛持ちの人にとって頭痛は日常生活に影響を及ぼす厄介な症状です。これから二回に分けて慢性的な頭痛についてお話しします。今回は「片頭痛」についてです。

片頭痛は、多くは片側性で拍動性(ズキンズキンとする)頭痛発作を繰り返し、発作は4〜5時間から3日間くらい持続します。日常的な動作で頭痛が増悪するのが特徴で、吐き気を伴ったり、光や音に過敏になることがあります。又、頭痛の前兆として、目の前がチカチカしたり、身体がチクチクしたり、時にはうまく言葉が出ないというような症状が出る人があります。典型例では発作が起こると部屋を暗くして布団の中でじっとうずくまる状態になります。

 片頭痛と診断されれば、発作時に効く良い薬がありますし、予防薬で発作の頻度を抑えることも可能です。飲酒特に赤ワイン、喫煙、コーヒー、チョコレート、チーズ、柑橘類などの摂取を避け、睡眠不足やストレスをためないように生活することも発作予防に大切です。市販の頭痛薬を飲み過ぎて薬剤乱用性頭痛となることもありますので、たかが頭痛だからと市販薬に頼らず、まずはかかりつけ医に受診なさってください。そうすれば“頭痛のタネ”が一つ減るかもしれません。次回は緊張型頭痛についてお話しします。


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