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やさしい健康講座


第18回  お薬の飲み方
吉川三保子写真

亀岡市立病院

主任薬剤師 吉川 三保子

診療技術部薬剤科

 薬の袋には、食前に飲んでくださいとか、食後に飲んでくださいなどと書いてあります。薬は、治療効果を発揮するまでに錠剤あるいは顆粒が壊れて溶け出し、消化管から吸収されて、作用する部位に到達し作用するという過程をたどりますので、薬ごとに飲むタイミングが違ってくるわけです。
 薬の飲み方で「食後」とは、食事終了後30分以内を、「食前」とは、食事開始30分から1時間前を、「食間」とは、食事と食事の間のことで前の食事からおおよそ2時間後が目安となります。また、「寝る前」とは、就寝30分前をさします。睡眠剤を飲む場合は、十分に寝る準備をしてお布団に横になる直前に飲まれることをお勧めします。ほかにも、薬を飲む時間は、人間の生体リズムにあわせて決まっているものもあります。例えば、コレステロールの合成は夜間に高まるため、合成を抑えてくれる高脂血症の薬は、夕方に服用することにより効果を高めることができます。
 これらのことを参考に、診察を受けた医師の出す薬の用法・用量を守り、決められた期間に飲みきるようにしてください。
 なお、薬によっては食事の影響は受けないけれども、ある一定の濃度が体内に入らないと効果を発揮しないものがあります。この薬は、いつ飲んだらいいか不安に感じられたら、ぜひ、医師、薬剤師に相談してください。


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