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やさしい健康講座


第17回 糖尿病予防と食事
森美香写真

亀岡市立病院

主任栄養士 森 美香

診療技術部栄養科

 『食事療法』は、すべての糖尿病の人に必要で、合併症の発症や進展を阻止する上で、大きな役割を担っており、これをおろそかにすると、薬や運動の効果も得られにくくなります。予防についても、同じことがいえます。
さて、糖尿病予防に重要な食事はどのようなものが良いのでしょうか。
簡単に言うと、『適正なカロリーで、栄養バランスの良い食事』ということになります。健康な人では、カロリーの過不足が、体重の変化である程度わかります。体重はエネルギーの入(食事や間食)が多いと増え、出(運動など)が多いと減ります。
 また、栄養面は、国民栄養調査の結果によると、全体的に野菜の摂取が不足し、反対に油と脂肪は成人の約2割が過剰に摂取しています。
 望ましい食事へ近づけるためには、定期的に体重を量り、標準体重を維持または、標準体重に近づけつつ、野菜の摂取を増やし、油と脂肪を多く含む食品や調理油(揚物や炒め物など)を控える必要があります。
糖尿病(予防)食は、健康で長く過ごせる為の健康食です。ご家族皆さんで、取り組んでみられてはいかがでしょうか。また、病院によっては、初期や軽症の糖尿病の人向けに、短期入院での教育を行っているところもあります。興味のある人は、近くの医療機関に問い合わせください。
 なお、すでに何らかの疾患をお持ちの人は、糖尿病予防の食事療法が当てはまらないことがありますので、主治医と十分相談してください。


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