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やさしい健康講座


第16回 歩行補助具のすすめと選び方
織田史雄写真

亀岡市立病院

主任理学療法士 織田 史雄

診療技術部リハビリテーション科

 中・高齢者の皆さんの中には、歩くことに不自由を感じている人が多いのではないでしょうか。まず、症状に合った診療科を受診しましょう。一般的に、正しく歩行補助具を使えば、足腰や筋肉への負担が減り、立つ・歩くことが安定します。
  よく使われる歩行補助具には、杖や手押し車があります。杖の長さは、手を下げて「手首」あたりの長さ、または、杖をつま先の斜め前について肘を 20 〜 30度、曲げたところが握り手の位置になるのが目安です。杖の使い方は、かばいたい ( 痛い ) 足の反対側の手に杖を持ちます。状態がよければ、手を振って歩くタイミングで杖をつけばよいでしょう。
  背中が丸くなった人には手押し車がお薦めです。両手で押すことで杖よりさらに足腰にかかる負担が軽くなり、安定して歩くことができます。荷物を持つ心配もなく、疲れた時は椅子代わりとして休めるタイプもあります。
  以前の転倒経験から自信喪失や恐怖心を持ち、活動性が低下します。さらに骨折をきっかけに寝たきりになることも少なくありません。杖や手押し車を使用することで、症状の軽減や転倒予防にもつながります。杖を使うことに抵抗のある方は一度体験されると良いでしょう。


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