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やさしい健康講座


第125回 人工関節手術について
執筆者写真

亀岡市立病院

整形外科部長兼診療技術部長  久保 恭臣
専門分野 関節外科

 健康な関節は、痛みを伴うことなく体重を支え、滑らかに動くことで、歩いたり、しゃがんだりなど、生活に必要な動作を可能にしています。この機能に最も大きな役割を果たしているのが関節の表面を被っている関節軟骨です。この関節軟骨が、加齢による変化や、関節リウマチの炎症などによって傷んでしまうと歩いたり、しゃがんだりの動作時に痛みを生じるようになります。
 人工関節手術は、この痛んだ軟骨の機能を人工物によって補う手術です。股関節と膝関節の手術が一般的によく行われています。人工関節は金属、特殊なポリエチレン樹脂、セラミックなどからできています。人工関節の改良や手術手技の進歩などにより耐用年数が長くなり中高年の方への適応が広がり、麻酔の進歩によって高齢の方に対する適応が拡大されてきました。
 関節の変形、痛みを改善する最終手段の人工関節手術、広く行われている手術ではありますが、ひとりひとりの関節の状態により適応を決める必要があります。股関節、膝関節の痛みで生活に支障のある方は、整形外科を受診していただければと思います。

 


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