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やさしい健康講座


第124回 サルコペニアについて
執筆者写真

亀岡市立病院

内科部長  岡田 ョ久
専門分野 肝臓病学、消化器病学

 最近、「サルコペニア」という概念が注目されています。サルコペニアとは加齢とともに筋肉量が減少し、機能が低下した状態です。筋肉量の低下により日常生活の動作が制限され、寝たきりの状態につながることが知られています。
運動をする習慣が無いと、筋肉は早ければ20代から少しずつ減っていきます。筋肉はエネルギーを多く使うところなので筋肉が減ればエネルギーの消費が減り、余ったエネルギーは脂肪として貯蓄されていきます。その結果、「サルコペニア肥満」に至ることもあります。加齢とともに筋肉が減少しているにも関わらず体脂肪が増加し、肥満を伴う場合です。通常の肥満よりも生活習慣病などにかかりやすく、運動能力、特に歩行能力を低下させ、寝たきりになるリスクを高めます。若いころと比べて体重がそのままでも、筋肉だった部分が脂肪に置き換わる「隠れサルコペニア肥満」も問題になっています。
これらの状態の予防には、バランスのよい食事をとり、筋肉を育てて脂肪を燃焼させる運動を行うことが重要です。筋肉や体脂肪の量がわかる体成分分析検査も当院で可能です。是非受けてみてください。

 


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