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やさしい健康講座


第12回  大腸がんに注意しよう
安田洋二写真

亀岡市立病院

消化器科 安田 洋二

専門分野:消化器病学、内視鏡診断・治療

 日本での大腸がんの死亡率は年々増加し、国立がんセンターの推計では、2015年の部位別がん患者数は、男女ともに大腸がんが第1位になると予想されています。
  その原因は日本人の生活様式の変化、特に食生活の欧米化が考えられます。昔と比べて低脂肪・高繊維の「和食」が少なく、高脂肪・低繊維の「洋食」が増えたことが、大腸がん発生に大きく関与しています。大腸がんの予防は肉類(牛、豚、羊)の摂取を控えめにし、野菜、果物の摂取を増やすことが重要ですが、極端にならずバランスの良い食事を心掛けることが第一です。また運動不足による肥満やアルコールの過剰摂取、喫煙も大腸がんと大いに関連しているといわれています。
  現在、大腸がん検診で行う便潜血検査は、便の一部を採取し、提出するという簡単な方法であり無症状の大腸がん発見に有効な方法です。しかし、症状があり大腸がんが疑われる場合は、この検査よりも内視鏡検査(大腸ファイバー)を行うことが重要です。その症状とは、血便、便が細くなった、排便パターンの変化(例えば便秘や下痢が続く)などであり、これらを認めたときは早めに消化器科を受診してください。


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