ホーム やさしい健康講座


やさしい健康講座


第118回 下肢閉塞性動脈硬化症について
執筆者写真

亀岡市立病院

内科医長  福居 顯介
専門分野 循環器内科

 下肢閉塞性動脈硬化症とは、足の血管の動脈硬化により、血液の流れが悪くなり、様々な症状を起こします。初期には、足の冷感、しびれ感を認め、歩行により太ももやふくらはぎが痛くなります。重症になると、じっとしていても足の痛みが持続し、治りにくい皮膚潰瘍ができます。バイ菌がはいり感染が拡がると、最悪の場合には、下肢を切断せざるを得ないこともあります。
 診断には、両手足の血圧を測定する検査(ABI検査:足関節上腕血圧比)、下肢血管エコー、下肢CT、下肢MRIがあります。
 治療には、病期の進行によって、薬物療法、運動療法、カテーテル治療、外科手術(バイパス術)があります。
 下肢閉塞性動脈硬化症は、全身の一部である足の血管の病気であるため、この病気に罹患されている方は、心臓、脳など、全身の血管にも動脈硬化が及んでいる可能性があり、他の部位も早期に検査し、発見、治療することが非常に重要となります。
 糖尿病、高血圧症、脂質異常症の持病がある方や喫煙されている方は、動脈硬化のリスクが高くなりますので、症状のある方は、担当医にご相談してみて下さい。

 


▲ ページトップ