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第117回 乳癌検診について
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亀岡市立病院

診療部長兼外科主任部長  田中 宏樹
専門分野 乳腺内分泌外科、消化器一般外科、下部消化器外科

 女性の癌(がん)で最も罹患率(りかんりつ)が高いのが乳癌で、日本女性の11人に1人ほどが乳癌を経験すると言われています。しかし乳癌で亡くなる人は罹(かか)った人の22%ほどで癌の中では比較的予後の良い癌です。とはいっても治るためにはやはり早期発見しなければなりません。無症状の間に早期発見する唯一の方法は検診ですが、マンモグラフィには乳腺濃度が濃い方では発見しにくい欠点があります。それを解決する方法として期待されているのは超音波検査ですが、精度管理がまだ普及しておらず、検診に取り入れられていません。当院では市内の婦人科の先生方と定期的にエコーの勉強会をして最先端の検診をいち早く導入できるように準備を進めているところです。しかしながら今年に限っていえば今まで通りのマンモグラフィ検診を受けていただくことが現実的な選択肢となります。すでに各施設で受付中ですので、詳しくは保健センターまでお問い合わせください。またすでにしこりを自覚しておられる方は検診を待たずに、乳腺専門外来を受診することをお勧めします。

 


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