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やさしい健康講座


第110回 変形性膝(ひざ)関節症
執筆者写真

亀岡市立病院

整形外科部長 久保 恭臣
専門分野: 関節外科

 変形性膝関節症は、整形外科を受診される患者さんの中でも最も頻度の高い病気の一つです。厚生労働省の報告書ではひざに何らかの自覚症状がある人は1000万人、レントゲンで異常がある人は3000万人もいるとのことです。変形性膝関節症は、ひざの軟骨がいたんでしまい、時間とともにだんだんと軟骨がすり減ってしまう病気です。しまいには骨どうしがこすれあうという状態になってしまい、痛みが出て、ひざが曲がらなくなったり、水がたまったりします。ひざの痛みがあると動くのがおっくうになり、足の力が衰えてますますひざの負担が増えるという悪い流れになることがあります。適正な体重を保つことも、ひざの負担を減らすためには大切です。ひざには、曲げる角度によって体重の数倍以上の力がかかると言われています。痛みが強いときには、痛み止めのお薬など適切な処置をして、ひざを安定させるための筋力が発揮されやすい環境を整えてあげることも大切です。筋力を保ち、活動的な生活をすることは、内科的な病気を予防するという意味でも大切です。ひざの痛みでお困りの際には整形外科へ相談に来てください。


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