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やさしい健康講座


第104回 成長期の野球肩・肘の原因は?
執筆者写真

亀岡市立病院

診療技術部リハビリテーション科
科長  織田 史雄

 投球障害とは、球を「投げる」動作によって起こる障害です。肩・肘の痛みが主で、野球肩(15〜16歳がピーク)・野球肘(11〜12歳がピーク)として知られています。高校生・大学生でも発症します。なぜ、肩・肘の痛みがでるのでしょうか?原因は3つあります。1つ目は投げすぎによるものです。筋肉・関節・靭帯などに炎症が生じます。2つ目は体の硬さや筋力不足です。特に重要なのは股関節・体幹の柔軟性と下半身・体幹の筋力です。成長期には急激に身長が伸び柔軟性がなくなることもあります。肩の「インナーマッスル」も重要な筋肉です。3つ目は投球フォームです。ケガの原因は数多くあります。速い球を投げたいために無理やり腕だけで頑張っていませんか?患部が治癒し、機能が改善してもフォームがそのままではすぐに再発してしまいます。また、平成27年度より検診が義務付けられました。野球肘(離断性骨軟骨炎)の初期は野球をしていても痛みはなく自覚症状もないので検診以外では発見が難しいと言われています(11歳前後がピーク)。肩・肘の痛みを自覚する、痛そうな素振りを発見されたら医療機関でご相談ください。


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