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亀岡市立病院 > 病院のご案内 > やさしい健康講座 > 第131回 ひざの痛みが出たら早めに対処を
ページID:0004417 2021年7月12日更新

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第131回 ひざの痛みが出たら早めに対処を

整形外科部長 村上 幸治

専門分野 膝関節外科、人工関節外科

写真:整形外科医長 村上 幸治

ひざの痛みの原因はいろいろありますが、最も一般的なのは「変形性膝関節症」です。男性よりも女性に多く、日本人女性においては60代では2人に1人、70代にいたっては3人に2人が「変形性膝関節症」の状態であると言われています。変形が進行して痛みが強くなってしまうと手術が必要になることがありますが、まずは手術を受けなくてもよいように予防することが大事です。生活する以上、完全に予防することは困難ですが、運動や筋トレで筋力アップができれば、それだけで痛みは和らぐ可能性がありますし、肥満気味の方は体重の適切な管理だけでも痛みがなくなる方もおられます。それでも痛みが続く場合は手術が必要かもしれません。手術の種類は、変形の程度や症状、年齢に応じて「人工関節」や「膝周囲骨切り術」などがあります。「手術と言われたら怖いから」と我慢される方もおられますが、早めに対処することが最終的に良い結果に繋がると思います。